金型不用!硬質ウレタンの成型品がかなり凄かった件
先日、硬質ウレタンの成型をしているメーカー様へ
訪問してきました。
いやいや、正直驚きましたよ!
かなりいろんな物ができるんです。
硬質ウレタンとは?
硬質ウレタンと言うのは、2種類の原料を混合し
反応させて生成するポリマーの事です。
配合と成型方法で、軟質、半硬質、硬質など硬さを
変えて作ることができます。
木製品・木彫品・金属調(ブロンズ)・石彫製品などに
似せた成型加工品、小ロット多品種の成型品が、比較的簡単に
量産できる高密度・低発泡のウレタンフォーム成形品です。
メーカー様HPより抜粋
と書かれているようにかなりいろんな形状ができます。
硬質ウレタン成型の特徴
この硬質ウレタン成型の特徴ですが、
- モールド型で成型可能ですので型代の投資が少なくすみます。
- 生産までの納期が比較的短い
- 少量多品種の生産ができる
- 木目・石肌・皮シボなど、素材の持つ質感・テクスチャーをリアルに再現
- 大型品、肉厚品、偏肉品の成形も可能
- インサート成型も可能
- 表面仕上げは自由に塗装が可能です。
- 釘打ち・ネジ止め・接着が木材と同じようにできます。
- 耐候性・耐薬品性・断熱性などに優れている
などになります。
モールド型でいけるので、型費用はインジェクションなどとは
くらべものにならないくらい安くできるんではないでしょうか?
それよりなにより、製品を見てわかったのですが、この塗装技術が
メチャクチャにすごいです。
「これ、木ですか??」って何度も聞きたくなるくらい、
塗装技術、成型技術をお持ちです。
硬質ウレタン成型の用途例
いろんなサンプルを見せて頂きましたが、ディスプレイに使用する
物が結構多かった印象があります。
あと、メチャクチャでかいフライパンとか(笑)
某メーカーの展示会で使ったとか。
他にも
- POP関係・・ディスプレイ、店頭サイン、プレミアム、什器など
- 家具関係・・扉、飾りぶち、天井装飾品、テーブル脚
- 雑貨関係・・額縁、仏像、美術工芸品
- 建材関係・・ドアパネル、窓枠、欄間
- 弱電関係・・照明枠、前面パネル、TV
など、本当に多種多様な物がありました。
木彫風、ブロンズ調、岩レリーフ調、大理石風など
塗装で仕上げる技術が凄いですね。
一度は見てほしい製品の数々です!
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