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シリコンスポンジ製品の耐熱性について…

よく質問をいただくものの中に耐熱性があります。

確かに気になりますよね~。

工業用品ですから当然と言えば当然なのですが

限界温度はだいたい200℃くらいです。
これはシリコンゴムでもシリコンスポンジでも変わりません、スポンジだから性能は?ってよく聞かれますが、基本性能は一緒なんです。

 

ちなみに限界を超えると溶けます、これは樹脂やゴムと一緒の現象です。

もろもろもろってなります。

 

普段使いではまず200℃以上にはならないと思いますので、
高耐熱のシリコンなどは特に必要ないと思います、レギュラー品で十分だと思います。

逆に耐寒にも優れているのがシリコンの大きな特徴ですね。

-60°くらいまでなら耐えることができます、これもゴムの中ではレベルが高い方です、あのフッ素ゴムですら-30℃くらいまでしか耐えられないので耐寒性についてはシリコンのが上ということですね。

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フッ素が耐寒性がイマイチだとうことはスペースシャトルチャレンジャーの空中爆発事故で有名になりました、使用されていたOリングがフッ素ゴム製の為、
低温時に硬化しOリングの役目を果たせなくなり結果事故を招いたというもの。

少し話がそれましたが耐熱と耐寒は余裕をもって考えておかないと
あとで思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。

余裕を持った設計をお願いいたします。

 

 

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