ゴムスポンジの発泡と樹脂発泡の違い
ゴムの発泡と樹脂の発泡って何が違うんでしょう?
発泡させるためには、ゴムにも樹脂にもその原料に
発泡剤と言うものを配合します。
成型の際に発泡剤が反応して気泡状態を形成します。
すると、製品質量が減り密度が低くなるわけです。
そこは、ゴムも樹脂も同じなんですが、樹脂の場合は
製品重量を軽くするという概念から発泡剤を使用することが
多いのではないでしょうか。
車輌に使うことも多いので、少しでも軽くという要求が
あります。
ゴムの場合は、タイヤなど一部発泡した物を使っている
物もありますが、発泡剤を配合したゴムはゴムスポンジと
言われ、軽くもなりますが、柔らかくなります。
防振材、ガスケット、土木建築用目地材、精密機械、
などなど、そのやわらかさと軽さを生かして、隙間を埋める
材料として貢献しています。
他にも、シリコンの発泡ゴムなんかは、人肌に近い感覚が
出せるので、人体モデル、人形、オブジェなんかにも
使われています。