スポンジ.通信

ゴム、ゴムスポンジなら何でもござれ!

ゴムスポンジの発泡と樹脂発泡の違い

f:id:sp3sansei:20160523132800j:plain

 

ゴムの発泡と樹脂の発泡って何が違うんでしょう?

 

発泡させるためには、ゴムにも樹脂にもその原料に

発泡剤と言うものを配合します。

 

成型の際に発泡剤が反応して気泡状態を形成します。

すると、製品質量が減り密度が低くなるわけです。

 

そこは、ゴムも樹脂も同じなんですが、樹脂の場合は

製品重量を軽くするという概念から発泡剤を使用することが

多いのではないでしょうか。

 

車輌に使うことも多いので、少しでも軽くという要求が

あります。

 

ゴムの場合は、タイヤなど一部発泡した物を使っている

物もありますが、発泡剤を配合したゴムはゴムスポンジと

言われ、軽くもなりますが、柔らかくなります。

 

防振材、ガスケット、土木建築用目地材、精密機械、

などなど、そのやわらかさと軽さを生かして、隙間を埋める

材料として貢献しています。

 

他にも、シリコンの発泡ゴムなんかは、人肌に近い感覚が

出せるので、人体モデル、人形、オブジェなんかにも

使われています。